ユニークunique
(前略)
ユニークという言葉、これを決して一人称で使うなかれ。私ってユニークなの、と言った途端、私って個性的なのお、と吹聴するお馬鹿さんに成り下がってしまうからね。これは、あくまで他者の口から出るべきもの。比べるもののない、この世にたった一人しかいない自分自身に常に思いを馳せていれば、褒め言葉としてのユニークは、絶対に、あなたの後を追いかけてくる。その時こそ、艶然と振り返って、こう言うのです。ええ、そういう御意見もありますが、それが何か?と。
(後略)
4UniqueGirls 山田詠美
って文章を読んで、ものすごく、しっくりしています。
個性ってとっても良いと思う。
それが魅力だから、一緒にいたいし遊びたいし、お話を聞きたい。
でも、それは、その人のあらゆる行動の結果が個性的なのであって、個性的になることを目指して行動するのは決して個性的ではないなと。
それは、その人の個性にはならない。
その人の選ぶあらゆる好きが集まった個性を、見たいのです。
エムの友人に、何人か、個性的になることが目的とか、個性的であることが美徳と思っている人がいます。
個性的なのは、すごく好きだけど、その行動は違うのよなぁ。
気取らない、ふつうにしている貴女が好きです。
それを思った本でした。
4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール
- 作者: 山田詠美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: 単行本
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